こんにちは！ 言響（心に響く話し方）の宮北結僖です。
よく「私は不器用で、要領が悪いんです。
話すときも機転が利かなくて、 後で後悔ばかりしています」 というご相談をいただきます。
不器用な人は、確実に成長する
これは本当です。
長年色々な方をご指導させていただきましたが、器用な方はその場では すぐ出来ますが、その分すぐ忘れてしまいます。
またすぐ出来てしまうため、そこから先が深まっていきません。
あともう1つ、大きな失敗をしたとき、心が折れやすいのは 比較的 器用な方です。
さて、不器用な方ですが、私はめちゃくちゃ不器用です。
目標を達成するにも時間がかかります。
すぐ忘れてしまうことも多く、 また応用が利かないので、3歩進んで2歩下がる状態です。
司会をはじめた頃、その場に適したアドリブが出てこなくて、 何度も現場から注意を受けました。
1つ失敗すると、同じようなパターンが出てきたときには対応できるのですが なにせ応用がききません。
会場がし～んと静まりかえり、しらけた状態にして しまった事は1度や2度ではありません。
でも「自分は不器用だ」と分かっている人は、人一倍努力します。
事前の準備も器用な人に比べると、綿密で準備万端で物事に取り組もうと します。
現場で何度も失敗し、その怖さを知っているからです。
すると、時間はかかりますが、確実に自分のものにしていきます。
そうするとある日、コツコツやってきたことが「ピピピッ！」と線でつながり 突然色々なことに対応できるようになるのです。
私もそうでした。
のちに私は「困ったときには宮北さん」と、会場や取引先 から指名が来るようになり、だからGWもおかげさまで、あちこちから 引っ張りだこで、司会の仕事をやっていました。
また、私は今でこそ、着物の着付けは15分もかかりませんが、 昔は帯だけで2時間、全て着るのに半日かかっていました。
着付け師の母から「ゆきは、小さい頃から着物は見てきたはずなのに、 なんでこんなに出来ないの？」と嘆かれたくらいです。
だからこそ、私は人前で臨機応変に話が出来ない人や、 緊張してあがってしまう人、また着付けが苦手な人や着物の所作が 分からない人の気持ちがよーくわかります。
自分もそうだったからです。
不器用は財産です。
どんなに時間がかかっても、あきらめずコツコツと努力してください。
おとぎ話「3匹のコブタ」の、３番目のコブタちゃんのように、 確実なレンガのおうちを立ててくださいね＾＾
＊今回のまとめ
不器用は財産です。しっかり受け止め、あきらめずコツコツ努力しましょう。
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