むなしくて力が湧いてこない時 | 言響の公式サイト | 20年の役者経験から培ったオリジナルメソッド心に響く話し方

なんだか毎日がむなしいとき、楽しくないとき、力がわいてこない時ってあります。
そんなとき

「自分はこの現場にあっていないのではないか」
「自分はこの分野は苦手だから」
「自分はこれが本当にやりたいことなのか？」
と自分に焦点をあてて物事考えます。
それはそれで素晴らしいことです。

自身に矢印を向けることで
いろんなことが見えてきますから。
でも実は、そこが微妙なところで
「自分の事ばかり」になったり

「自分のことしか見えていない」と、
どんなに考えてもむなしさは増すばかりです。

自分がむなしいのは、
人とうまく交わっていないからなんですね。
なにやっても空回りする、
人から認められない、
頼りにされないなどなど…
そんなときはね、
どうすれば相手が喜ぶか、
これだけを真剣に考えてみてほしい。

これは相手に媚びるとか、
気に入られる為にやるんじゃありません。

無償の愛っていうのかな。

「この人が、無条件に喜ぶことって何かな」って、
真剣に相手を観察するの。

すると、今までよりも
その人のことをよく観るようになるから

色んなアイディアが
浮かびます。

小さいことでいいんです。
メールひとつするにでも、
電話で話す際にも相手を思いやってみてください。

ずいぶん前に、
尊敬する人から言われたことがあります。

『宮北さん。仕事のメールを送る際に
相手に余計なこと考えさせたり、
手間をとらせちゃだめだよ。

宮北さんが伝えたいことが、
ひと目で分かるように、
相手を思いやる書き方しようね。

質問するなら、
相手が宮北さんは何を知りたいのか、
すぐわかる書き方をする。

お願いするならば、
自分が出来ることはやって、
その上でどの部分をお願いしたいのか
明確にするなどなど、
相手がやりやすいように
常に工夫するの。

それはすごい思いやりだよ。
自分が、自分がになると
「自分が質問したいことをただ聞く」
「自分がお願いしたいことをただお願いする」
になる。
それは時に自分勝手だし、
相手とは上手くからめない。

すると、いろんなことが
上手くいかないよね

「気に入られる行動や言葉」と
「思いやりある行動や言葉」はまったく違います。

●気に入られる行動は、自分が安心するだけにするもの。

●思いやりある行動は、相手が安心するためだけに行い、結果自分が安心する。

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