「役作りについて」
役者は、お仕事いただいて「役づくり」をします。
役づくりって表面的に その人っぽくなったり、
自分にウソをつくわけではないのね。
例えば、私がフランス王妃の役をやるとするでしょ。
するとその王妃が生きた時代の背景から
その王妃の日常生活、
どんな育てられ方をしたか、
この時にどう考えるんだろう?
と、「その王妃の気持ち、心をとらえよう」
とするんだ。
結果、その王妃になりきるのね。
「こういう人生を送りたい
「こんな生活がしたい」って、
みんなありたい姿ってあるでしょ?
そんな時に 自分が憧れる生活
送っている人を見つけるワケ。
そしたら私がフランス王妃の役づくりをしたように
その憧れる人はどんな生活を送り、
何を食べて、
どんなお金の使い方をしているのか
調べたり想像するんだ。
憧れる人の気持ち・心をとらえようとする。
結果、憧れる人になれるってわけ。
表面的なことじゃないよ
憧れる人の心をとらえること。
するとなんにでもなれるよ。
/
RSS Feed